美容鍼は、女声の問題を解消するということもあり、また、多くのマスコミからも取り上げられるようになったので、女性に大変人気があります。その人気のせいか、美容鍼を専門ではない鍼灸治療院も参入するようなってきています。

美容鍼をしてもらうために注意をしないといけないのは、やはりその鍼灸治療院が技術者として美容鍼の技術を持ち合わせているのかどうかということを確認することは、施術を受ける方からすればとても大事なことですので、まずはその点をきちんとチェックする必要があります。そのためにはまずはインターネットでチェックをして、問い合わせができる治療院であれば、ご自分の悩みを相談をして、そこできちんと対応できるのかどうかと言うことも必要でしょう。

治療を受けた治療院のポイント

施術を受けて、次の点をきちんとできるかどうかということを確認してみてください。やはり、美容鍼と言っても、顔に鍼を刺すことになりますから、本当に信頼できるかどうかということは、次の点でチェックをしてみてください。

  • 鍼灸師はあなたにインフォームド・コンセントと美容鍼の説明をきちんとしたかどうか→医療従事者としての配慮ができるかどうか判断の材料となる
  • あなたの肌の状態や身体の状態を、東洋医学のみならず西洋医学的にもきちんと診れる鍼灸師であったかどうか→美容・医療の知識が豊富かどうか判断の材料となる
  • ディスポ鍼(使い捨て鍼)を使用し、鍼キープをしない治療院でしたか→医療倫理をきちんと持っているかどうか判断の材料となる
  • 施術部位をきちんと消毒していましたか?→医療従事者としての当然の清潔への意識を持ち合わせているのかどうか

以上の点をきちんとチェックをしてください。この条件は鍼灸師の意識の高さをがあるのかどうかをチェックする上で最低限のポイントとなります。

美容鍼のリスク

美容鍼は、痛みを伴わないと言われている鍼を使いますが、それでも身体に鍼を刺す為、リスクを伴います。どういうリスクが考えられるのかというと、個人差がありますが、次のリスクが想定されます。

  • 一過性の腫脹
  • 出血
  • 内出血
  • アレルギー反応
  • 一過性の痛み

などです。この中でリスクの可能性が最も高いのは出血と内出血で、出血は鍼を抜く時に起こります。ただ、この場合も裁縫時に指に刺した時に出る程度です。通常はすぐに止りますので問題は、基本的にはありません。また、内出血については当日よりも施術の翌日に出現する場合がありますが、医療事故ではありません。1週間~10日程度で自然に消えますので、この点もそれほど心配はありません。ただし、あまりにも酷い内出血の場合は、施術を受けた治療院に相談をしましょう。きちんとしている治療院であれば、迅速に対応をしてくれます。ただ、治療院の対応が悪い場合には、管轄の保健所に申し出てください。